ファッション面白話 皮革屋さんのこと

先日、久々に皮革のジャケットとスカートの職出しのために浅草へ行った。職人のおじさんに会ったり、皮革屋の社長さんのお話を聞かせていただいたり・・・
しかし、日本の現状は厳しいというしかない。そこの皮革屋さんの従業員は、私より年上の方が一番若いという。なんせ私もこの業界30年選手です。技術者はどんどんと年を取っていくし、引き継ぐ若者もいない。皮革の生産も10年前より7分の1くらいに減ってしまったと嘆いている社長。染める人、剝く人、縫う人、いろいろなプロが存在してにぎわっていた台東区もいまはさびしい限りだ。
なぜ、グローバル化がこんなにも世の中を疲弊させてしまったのか。地産地消で良いではないか。大手企業が海外へと出ていき、海外へ技術は流出し、そして国内からは消えてなくなる。
私は声を大にして言いたい。マイスター制度などの導入でmade in JAPANを大切にしていくことが明るい未来を創っていくことだと感じる今日このごろだ。
地道な活動も必要だが、政府のバックアップが必要だろう。日本丸はどこへいくのだ!ビジョンを見せてくれ!!まともな政治家はいないのか!ちょっと脱線気味でスミマセン!